節分祈願祭は、二十四節気における立春の前日である節分に一年の無病息災を祈る行事です。
また、冬から春へ変わる新しい年に悪い星廻りを追払い、善い星廻りを呼び寄せるようご祈祷します。

今年は世情を鑑み無参拝にて節分の厄払い祈祷を執り行う予定でしたが、当日は大勢の方々が参拝にお越しくださいました。

まずは身を清めるために寒水を浴びます。外はお天気でしたが寒風がビュンビュン。皆様に見守られる中、気合を込めて御祈祷をいたしました。

その後は本堂にてご祈願のお札に法華経を読み込み御祈祷。最後はお菓子まきを行い、本年の節分祈願祭を締めくくりました。

ちなみに日蓮宗では豆まきの際に「鬼は外福は内」とは唱えず、「福は内」とだけ唱えます。それは日蓮聖人が幼少時の難儀を、元は鬼であった善女神「鬼子母神」に平癒してもらったことにちなみます。

「鬼子母神」は日蓮宗における大事な守護神。そんな神様に「鬼は外」なんてとんでもない！と、いう訳なんですね。例年立春前後に執り行う節分祈願祭ですが参拝は自由となっております。特に厄年に当たる方はぜひご祈祷を受けに来てくださいね。